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【トレイルハイク】谷川連峰馬蹄型縦走 071006~08 3日目

3日目
前日の朝に見た天気予報では、傘マークが消えていたのでもしかしたら・・・と期待していたが、当初の予報どおり雨・・。

南からの湿気た空気が思いっきり山まで上がってきていたので、べとっとするような不快な温かさ。雨が本降りでないだけラッキーと思おう。

最終日だけど、みんなにそれほど疲れは見られない(隠していただけ?)。目指すは天神平スキー場。茂倉岳に戻り、一ノ倉岳、谷川岳の二つのピークを越えれば後はスキー場へ下るのみ。順調に行けば午前中に到着するだろう。
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僕達が入山している間に紅葉が進み、見る見るうちに山が色づいてきた。3日間いるだけでこれだけ山が変わってくるなんて、本当にラッキーだったと思う。

一ノ倉岳から谷川岳オキの耳への稜線は、この山旅の中でも最もハイライトなトレイルかもしれない。切り立った一ノ倉沢を左手に見下ろしながら、岩場や鎖場を越えロッククライマー達の山への思いを想像する。

過去の遭難者は700人超。世界一の数字だ。ロッククライミングの最盛期に多数の死者を出したとはいえ、僕らが入山した初日もレスキューらしいヘリコプターが岩場でホバリングを繰り返していた。技術や道具の進歩は昔とは比べ物にならない安心感をクライマーに与えているのかもしれないが、山は昔も今も大きくは変わらない。

「谷川はいつも怒っている。機嫌のよいときに行かないと・・」

僕が常に考えていること。ちょっとしたミスでゲームオーバーということもある。
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谷川岳のトマの耳まで行くとちらほらとハイカーに出会うようになった。天気が悪いからそれでも少ないほうだったと思う。肩の小屋には活気さえ感じられず、珍しく静かな谷川岳だった。

天神尾根を下る。あと2時間もかからない。なんだかこの山旅が終わってしまうことが淋しくさえ感じられた。

少し下っては振り返り、雪の積もった山を想像する。雪のシーズンよりも山が大きく感じられるのは滑るスピードと歩きの差なのだろうか。これだけ大きな斜面をノンストップで滑り降りたら気持ちがいいに決まっている。
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滑ったことのあるライン、滑りたいライン。下山が始まるとスキーのことで頭がいっぱいになってしまった。

地形や山肌、木の生え方などをチェックしながら下山していたらあっという間に天神平へ到着してしまった。

3日間お疲れ様でした。天気に恵まれた2日間と最高のメンバーに恵まれ、すばらしい山旅を経験することが出来ました。

谷川連峰サイコ~! 
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3日目のアルバムはこちら
by club_kintoun | 2007-10-08 12:10 | トレイルハイク
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