【ドリームトリップ】ヨーロッパオートルート Day 6-2
Day 6 : Mont Fort to Prafleuri
プラフリューリ小屋へたどり着いたが、僕らの予約はキャンセル待ち状態だった
「泊まれないことはないよ」
と白野師匠は言っていたが、この時期はオートルートが一番賑わう時期である
オートルートはガイドツアーに入る人がほとんどだと思うが、基本的にガイドツアーはシャモニー発、ツェルマット発の両方ともプライベートツアーをのぞいて日曜日スタートの7日間というようにプログラムが組まれている
天候やメンバーの足並みにもよるが、たいていは同じようなルートを同じタイミングで行動している
今までは事前に予約を入れて宿に泊まっていたのだが、ここまで天候が読みにくいとだんだんとずれが生じてしまうものである
今回もひとまず僕らのベッドは確保できた
安心してビールが飲める
早々と小屋入りしたグループがワイワイと食堂をにぎわしていた Rosti(ロシティ)
スイスを代表する家庭料理
ジャガイモの短冊切りをお好み焼きのように平たく焼き、その上にいろいろとトッピングをして食べる
これはチーズと卵を乗せたもので一人前
3人で2人前あればいいだろうと注文したのだが、厨房を見ているとおばちゃんが焼きながらフライパンをやっとひっくり返しているのを見て、その大きさに完食できるか不安になった 僕らが泊まったのはこの大部屋 とても清潔で天井が高く気持ちがいい
日本の古くからの山小屋は、大部屋というと布団が端に重ねられちょっと湿気たイメージがあるのだが、ここは真ん中の通路を挟んで両端にベッドスペースがあり、フカフカのマットレスが敷き詰めてある
壁にはパーテーションでモノ入れが区切ってあり、とても使いやすくなっている
早寝が原則は日本と一緒
この部屋は照明を使いたければ、コインを買わなければならない きれいなシャワーも完備
確か2フランで5分間お湯が出る
山スキーヤーには女性も多いので、とても重宝されるのではないだろうか ほんの1時間半ほどでまっさらだったテーブルにこんなに雪が積もった 外に並べられたスキーにも・・・
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オートルートは、言ってみれば山スキーの縦走登山である
山小屋を転々としながら山々を移動していく遊び
よってフォールラインへの滑走が主体となるスノーボードには不向きな遊びといえる
しかし、ルートを選べば滑って楽しそうな山やラインはそこら中にあるわけで、そんな遊び方は絶対に楽しいはずである
オートルートで使われているスキーは、滑走重視のものよりも軽量で扱いやすいものが圧倒的に多い
極太のファットスキーなどほとんど皆無
もしそんなスキーをはいている人がいたら陰口を叩かれそうだ
ゲレンデでは極太ファットスキーにマーカーのデュークという激重コンビも見たが、ここではフリッチ・ディアミールが約4割、ダイナフィットのTLTが同じく4割、残りがナクソーやジルブレッタなどの他のメーカーという感じがした。スキーブーツに関しては、ほぼ100%がツーリングブーツである
スキーショップではそういったギアをレンタルしているところもあるので、同じスキーショップのステッカーを貼った道具をずいぶんと目にした
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この時期は8時過ぎまで明るく日が長い
のんびりしている間もなく(のんびりしていたけど)あっという間に夕食の時間だ メシだ、メシだと集まってくる山スキーヤーたち 料理はたいていこのように大皿に盛られて出てくる
同じテーブルに屈強な男たちが並ぶと自分の分が果たして回ってくるのだろうかとちょっと心配になるが、ヨーロッパ人はさすがに紳士的である たまには登場の僕たち
ずいぶんと日焼けをしてきました
(左より:西さん、白野師匠、ぼく)
テーブルには飲み倒されたカーディナルビール
疲れがたまってきた頃なので、ライスと肉がうれしい
ここの食事はナイスでした!
明日の天候はやっぱり期待できるものではない
でも、ここまでもそんなことを言いながら順調にやって来れたじゃないか
明日も何とかなるさ
気がつけばもう半分、でも、まだ半分
残った行程を存分に楽しもう!
つづく
プラフリューリ小屋へたどり着いたが、僕らの予約はキャンセル待ち状態だった
「泊まれないことはないよ」
と白野師匠は言っていたが、この時期はオートルートが一番賑わう時期である
オートルートはガイドツアーに入る人がほとんどだと思うが、基本的にガイドツアーはシャモニー発、ツェルマット発の両方ともプライベートツアーをのぞいて日曜日スタートの7日間というようにプログラムが組まれている
天候やメンバーの足並みにもよるが、たいていは同じようなルートを同じタイミングで行動している
今までは事前に予約を入れて宿に泊まっていたのだが、ここまで天候が読みにくいとだんだんとずれが生じてしまうものである
今回もひとまず僕らのベッドは確保できた
安心してビールが飲める
スイスを代表する家庭料理
ジャガイモの短冊切りをお好み焼きのように平たく焼き、その上にいろいろとトッピングをして食べる
これはチーズと卵を乗せたもので一人前
3人で2人前あればいいだろうと注文したのだが、厨房を見ているとおばちゃんが焼きながらフライパンをやっとひっくり返しているのを見て、その大きさに完食できるか不安になった
日本の古くからの山小屋は、大部屋というと布団が端に重ねられちょっと湿気たイメージがあるのだが、ここは真ん中の通路を挟んで両端にベッドスペースがあり、フカフカのマットレスが敷き詰めてある
壁にはパーテーションでモノ入れが区切ってあり、とても使いやすくなっている
早寝が原則は日本と一緒
この部屋は照明を使いたければ、コインを買わなければならない
確か2フランで5分間お湯が出る
山スキーヤーには女性も多いので、とても重宝されるのではないだろうか
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オートルートは、言ってみれば山スキーの縦走登山である
山小屋を転々としながら山々を移動していく遊び
よってフォールラインへの滑走が主体となるスノーボードには不向きな遊びといえる
しかし、ルートを選べば滑って楽しそうな山やラインはそこら中にあるわけで、そんな遊び方は絶対に楽しいはずである
オートルートで使われているスキーは、滑走重視のものよりも軽量で扱いやすいものが圧倒的に多い
極太のファットスキーなどほとんど皆無
もしそんなスキーをはいている人がいたら陰口を叩かれそうだ
ゲレンデでは極太ファットスキーにマーカーのデュークという激重コンビも見たが、ここではフリッチ・ディアミールが約4割、ダイナフィットのTLTが同じく4割、残りがナクソーやジルブレッタなどの他のメーカーという感じがした。スキーブーツに関しては、ほぼ100%がツーリングブーツである
スキーショップではそういったギアをレンタルしているところもあるので、同じスキーショップのステッカーを貼った道具をずいぶんと目にした
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のんびりしている間もなく(のんびりしていたけど)あっという間に夕食の時間だ
同じテーブルに屈強な男たちが並ぶと自分の分が果たして回ってくるのだろうかとちょっと心配になるが、ヨーロッパ人はさすがに紳士的である
ずいぶんと日焼けをしてきました
(左より:西さん、白野師匠、ぼく)
テーブルには飲み倒されたカーディナルビール
疲れがたまってきた頃なので、ライスと肉がうれしい
ここの食事はナイスでした!
明日の天候はやっぱり期待できるものではない
でも、ここまでもそんなことを言いながら順調にやって来れたじゃないか
明日も何とかなるさ
気がつけばもう半分、でも、まだ半分
残った行程を存分に楽しもう!
つづく
by club_kintoun
| 2008-04-09 15:16
| オートルート08