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知床シーカヤックエクスペディション 101 #1

世界自然遺産として知られる知床半島をシーカヤックで一周するという遠征ツアーにぼくを含め4名がチーム筋斗雲として参加してきました。

今回は、リーダーガイドの新谷暁生氏とアシスタント2名を含む総勢14名。メンバーの中には初めてカヤックを漕ぐという方から、この知床遠征は4回目という経験豊富な方までさまざま。

6日間の遠征はもちろん全てキャンプ。炊事は焚き火。ヒグマはそこら辺を歩いているしと日本にいるということを忘れてしまうほどの野生とぶつかってきました。「日本にいることを忘れる」というよりも日本にもこんなところがあったんだという新たな感動の連続だったのかもしれません。

長編なので、何回かに分けてレポートしたいと思います。写真は、遠征に参加した皆さんのものを使わせていただいています。

では、最後までお付き合いよろしくお願いします。
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知床半島を一周すると約70kmあるそうです。

今回は、太平洋側の羅臼、相泊から出発。反時計回りにうとろへと漕いだのでした。




そして、遠征は2009年7月4日(土)、万月堂へメンバーが集まったところから始まりました。
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牧草地の中にぽつんと建っている一軒家。一番近いお隣さんちまでも歩いていくと20分はかかるらしい。オーナーの杉山さんは、登山やシーカヤック、釣りや狩猟など広い分野でガイドもこなす達人です。

今夜はここに宿泊して、明日からのために準備を整えます。
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続々と集まってくるメンバー全員で、食料の整理と真空パック。さすがに14人が6日間食べる食材というのは、ものすごい量になります。
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後は明日の出発を待つのみ。新谷さんを囲んで出発前の乾杯です。

アリューシャンから帰ってきたばかりの新谷さんや新井場たーちゃんたちの話を聞いているうちにテンションもあがります。

飲みすぎには注意・・・。



そして、翌朝。
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それぞれが装備を準備していよいよ出発です!
(写真:H+宇都宮店店長中嶋くん。美白すぎます。)
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カヤックはトレーラーで引っ張っていきます。海外っぽくてかっこいい!

ここから出発点である相泊までは、約60kmあります。
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あっというまに出発点なのです。
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といってもすでに知床。今年はヒグマの目撃がとても多いとのこと。先日もこの相泊港に現れたらしく、ここで働く方々も落ち着かないといっていました。

鹿の角付き頭蓋骨も無造作に置かれていました。出発前から知床の野生にテンションは最高潮!
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食料として準備していたレーズンパンをほおばり、いざ出発!

「もう食べちゃって、食料大丈夫?」

と、小さな心配をしていたのは多分僕だけ。。。
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いよいよ、海に漕ぎ出し始めると

あの参加を心に決めたころ、そして昨年の遠征中止、いや~、ついに始まった~!という気持ちで胸がいっぱいになりました。

海は穏やかで天気も最高!この上ないスタートを切ったのでした。
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海岸には昆布漁の番屋が立ち並んでいます。もうすでに陸路がないため、番屋へのアクセスはすべて船です。
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そして、われらがキャプテン新谷暁生氏

頼りにしてます!
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北の海と触れるのは、10年ほど前のカナダ以来。

海水温の低さ、透明度、そしてミネラルがたっぷりであろう豊かな海。南の海とはまったく違う落ち着いた雰囲気を感じます。

波は穏やかで風もなく、イメージの知床とはかなり違い、少し拍子抜け?でも、その分景色をのんびりと楽しんでお散歩気分で漕ぎ進むことができました。
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午後に出発したこともあり、本日は軽く漕いだところで、「化石」とよばれているゴロタ(石がゴロゴロしている)のビーチへ上陸。今夜はここでキャンプです。
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テントを張りキャンプサイトを整えていると暑くなって、みんな裸になってしまいました。

さっそく乾杯をしようと持参したビールを取りに行ってくれた”エスパー佐川”

ビール7本持ちに成功です。
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新谷さんとは10年来の名コンビである”新井場たーちゃん”

野外料理は達人の域です。
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大振りに切った豚のバラ肉は

奥義、「焼肉拳」

で、ちょちょいのちょい。炎を上げながら手でゴロゴロと転がす姿はワイルドそのもの。
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なんだろこれ?

といいながら料理して出来上がった中華丼

ボリュームたっぷりで美味かった!
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食後はそれぞれがリラックスタイム。
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初日とあって緊張もあったのか、うとうとしている人もちらほら。

日常ではこんな時間さえとることはなかなか難しいと思います。


海を漕ぎ、寝床を作り、飯を食い、やりたいようにやる。


天気が良かったからこそこんなにリラックスができたのでしょうが、キャンプの醍醐味を初日から満喫することができました。


この時期は日没は7時半過ぎです。1日はとても長く感じます。

太陽が沈むとともに寝たい人は寝る。シンプルな生活が始まりました。
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元気なメンバーや昼寝をして復活した人たちは、焚き火を囲んでのお酒でしょう。

海岸に転がっている無数の流木を火にくべると”ぼっ”と音を立ててあっという間に着火します。

知床ではトイレで使った紙を燃やすと山火事の原因になってしまうくらい流木が乾燥しています。


これからは毎晩焚き火だぁ。うれしいな。

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焚き火を囲んでいると会話は当然盛り上がります。

新谷さんのお話を聞いていると自分の知らないことがたくさんあって、楽しくて時間を忘れてしまいます。そして、まだまだ世界は広いなと自分のちっぽけさを感じてしまいます。


初日はゆる~りと終わっていきました。


知床遠征は始まりました。快晴の今夜は、焚き火を囲む僕らを満月に程近い月が照らしていました。


明日はどんな一日になるのだろう・・。これから毎日そんな日々が続くのかと思うとワクワクは止まりません。



つづく



kenichi
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by club_kintoun | 2009-07-16 06:14 | シーカヤック
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ガイドクラブ筋斗雲のツアーレポートやイベント情報など バックカントリー、宮崎サーフガイド、シャワークライミング、トレイルハイキング


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